Round Table Discussion @ Precious Hall
ブランドのファンやアンバサダーを重視したコミュニケーションの課題と可能性これまでのマーケティングは、マスメディアを中心とした新規顧客の獲得に偏り、既存顧客はいわば放おっておかれているような状況でした。しかし、インターネットやスマートフォンの普及により、従来の手法では対象とした層にメッセージが届かなくなっています。さらに、ソーシャルメディアによって生活者がつながりやすくなった状況においては、企業側の一方的なメッセージよりも、”身近な誰か“の意見が重視されるようになりました。そうした中で昨今注目を集めているのが、既存顧客であるブランドのファン、アンバサダーを通じたコミュニケーション施策です。「ファンとつながって彼らを通じて良さを発信してもらう」と聞くと、誰しも“そうした活動は大切だ“と感じるのですが、いざそれを実践する段階となると、どのようにKPIを設定すればよいのか、また既存のマスメディアを中心とした組織構造では、どこがこの活動に取り組むべきかなど、不明点が多いのも事実です。そこで、ここでは、下記の点について皆さんに話し合っていただき、ファン、アンバサダーを通じたコミュニケーションの可能性とそれを実践しやすくするための組織づくりについて探っていきたいと思います。